2018年08月21日
2018年08月26日
終了済み
鮮やかな花魁道中。世界を掌握したような艶やかさに包まれ、吉原一の花魁は自らを誇っていた。馴染み客の旦那が連れていた侍の顔を見るなり走る、胸の痛み。懐かしい面影。吉原へ発つ日、別れ際に渡された手鏡をそっと取り出す。無となり、他の男を相手にする日々の中で薄れていた柔らかな輪郭がそこにあった。嗚呼、また会えたのだ。その喜びは二人を希望の向こう側へ導き、絶望の深淵へ追いやったのだった。
籠の鳥が年季明け前に吉原から抜ける方法は、身請けか死か。身請けの申し出を選び吉原から抜けるか、女郎のまま純愛を貫き通すか。どこで暮らし、何を愉しみ、誰と生きるか。その選択すら許されなかった時代で、精一杯華やかに生きた花魁たちが来世に想いを馳せ、舞う。生き抜く為の選択とは。鏡は問う。本当に貴女はこれで良いのかと。たった一度の人生で貫く愛とは。
台詞が一切発されない舞台を優雅に支配するのは、春夢共鏡に寄せられた作曲家たちの宇宙的旋律。振付・青井美文によって、妖艶で甘美な融合が紡ぎ出される。画家・小林舞香の鮮やな世界観と若き演出家・阿比留大樹の斬新なアイディアで描く「浅草発 世界行」花魁ダンスパフォーマンスショー!!
- 和太鼓
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- ゆうき(虎姫一座 )
- 総合プロデュース
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- 小林舞香
- 演出・殺陣振付
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- 阿比留 大樹
- 振付・脚本
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- 青井 美文
- ダンサー
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- 高島 洋樹
- 舞宮 奈央
- 井波 知子
- mayumi
- 中村 聖
- 奥村 睦巳
- 大塚 杏奈
- 進藤 学
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自由席
- 8,500円