これまで朗読パンダでは「朗読エンターテイメント」と銘打ち、
朗読をベースにおきつつも、演劇、漫画、アニメなど織り交ぜた形で、
斬新な舞台表現を目指してきました。
今回は古典落語の金字塔「牡丹灯籠」を朗読エンターテインメント「VSR(ビジュアルサウンドリーディング)」としてお送りする他、オリジナル作品２本を交えた３本のオムニバス形式でお送りします。



【あらすじ】

「VSR 牡丹灯籠」（作・三遊亭圓朝、脚色/演出・大塩竜也）
美貌の浪人・萩原新三郎は医者・山本志丈の引き合わせで、旗本の娘・お露と知り合う。ひと目で相思相愛となったが、再び逢わぬままお露は還らぬ人となった。ところがある夜、新三郎のもとに死んだはずのお露が訪ねてきて――言文一致の嚆矢「牡丹灯籠」が美しい画・音とともに最高の朗読で蘇る。

「真面目報道番組にゅ～っス！」
全国ネットの報道番組「にゅ～っス！」で取り上げられたある地方の特集はただの田舎蔑視映像だった。怒った現地局のスタッフと村人はキー局に対し同番組内での放送勝負を挑む！――事件、地域、スポーツetc.の映像と送る一夜限りのフェイクニュースショー！

「鎌倉モアレ」
高校生の黒崎聡子は、定時制の高校に通う青年、風見誠二と密かに交換日記をしていた。
互いに惹かれ合う聡子と誠二だったが、二人にはどうしても明かせない秘密があった――
これは湘南、鎌倉の美しい写真と演劇で織り成す、淡い青春群像劇。