《ごあいさつ》
観光、安楽死、しがみつくことと手放すこと。
数年前、親父が大腸がんの手術をした。手術室へ向かう親父を見送ってから半日あまりを待合室で過ごし、ようやく呼ばれると、担当医が僕の前に立って、これが摘出した患部です、といって親父の一部だったものを提示してきた。ほー、大したものですねえ、とでも言えば良かったのか、何とコメントしてよいものかわからないうちに時は過ぎていったが、ぼんやりと、何かの準備が 必要になるんだろうということを思った。
どのみち、いつかは人は死ぬ。だから、死に方を思うことと生き方を思うことと、大きな違いはないんじゃないか。そんなわけで、望ましい死に方についての舞台を作って親父にもそれを観せてやろう、などと目論んでいたのだが、そうこうするうちに親父は死んでしまった。かくなる上は、そのことも含めた舞台にしてしまおう。僕は計画を変更することにした。
いよいよ団塊の世代が「後期高齢者」となるこれからの日本では、ますます多くの看取りの場面が演じられることになるだろう。今作では、望ましい死に方を売りにして、それを観光資源にして生きる糧にしてしまおう、というたくましい町を描いてみたい。死を想い、生を謳歌する。そんな明るい話になれば、と思っている。
主宰 広田淳一
《チケット発売日》
2018 年12 月8 日(土) 午前10:00
《チケット取扱い》
[アマヤドリ]TEL:090-2936-2116(劇団)/MAIL:info@amayadori.co.jp
[CoRichチケット]http://ticket.corich.jp/apply/96585/
[演劇パス]https://engeki.jp/pass/events/detail/515
[イープラス]https://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002280840P0050001P006001P0030001
《お問い合わせ》
TEL:090-2936-2116(劇団)
E-MAIL:info@amayadori.co.jp
- 作・演出
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- 広田淳一
- 出演
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- 西村蒼(古代演劇クラブ)
- 村山恵美
- 長谷川なつみ
- 堤和悠樹(Lingua Franca)
- 倉田大輔
- 小角まや
- 榊菜津美
- 沼田星麻
- 相葉るか
- 相葉りこ
- 一川幸恵
- 梅田洋輔
- 大塚由祈子
- 宮崎雄真
- 中村早香
- 鳥居志歩
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一般
- 3,000円
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学生
- 2,500円
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高校生以下
- 1,000円
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初日割
- 2,500円
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フリーパス
- 5,500円
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プレミアム・フリーパス
- 10,000円