声のアンサンブルをつくり上げることに主眼を置きつつ、それぞれが異なった視座とアプローチで、音楽を中心とする文化・民族性・共同性を再考してきた3つの団体──シルクロード能楽会、つむぎね、音楽詩劇研究所。これら3団体が、これまでの活動の成果を同じ場で発表し、お互いの方法と視座を共有しあうことで、アジアの中における東京/日本の《現在地》、そして向かうべき《これから》への展望を描いてゆきます。
プログラム A:
6月28日(金) 18:00 開場 / 19:00 開演
「古譚」+「道成寺」(アフタートークあり)
プログラム B:
6月29日(土) 13:00 開場 / 14:00 開演
「古譚」+ つむぎね ワークショップ
プログラム C:
6月29日(土) 17:00 開場 / 18:00 開演
「道成寺」+ つむぎね ワークショップ
プログラム D:
6月30日(日) 14:30開場 / 15:00 開演
つむぎね ワークショップ + 公演「◎」
・各回のワークショップを通して観客とともに作り上げるワークインプログレス公演です。シルクロード能楽会、音楽詩劇研究所も出演予定。
・開演前13:00より、音楽詩劇研究所「ユーラシアンオペラ 東京 2018 “Continental Isolation”」の上映(約100分)があります。
・終演後、3団体によるシンポジウムを行います(18:00〜19:00予定、クロージングパーティーあり)。
会場:ハーフムーンホール(下北沢)
http://www.halfmoonhall.com
● シルクロード能楽会「道成寺」
シルクロード能楽会の全く新しい視点により描き直された道成寺伝説!清姫の愛は安珍の身を焦がし、その魂を補陀落浄土へ導く。能や狂言、浪曲等日本の古典芸能とシルクロードに伝わる諸芸能が渾然一体となり生み出される新しい世界。キム・ウイシンの歌と舞踊、尾引浩志のホーメイ(中央アジア)、東家孝太郎の浪曲、中東音楽のバイオリン、迫力の小鼓、謡や語りなどがミックスされた舞台。
作・演出:今井尋也
出演:キム・ウイシン(歌舞)、尾引浩志(ホーメイ、イギル、語り)、東家孝太郎(浪曲、ホーメイ、語り)、川野誠一(狂言)、今井尋也(小鼓、謡)、及川景子(バイオリン)、木村伸子(バイオリン)、清水穂奈美(役者/かもめマシーン)、清水久未(後見)
● つむぎね ワークショップ+公演「◎」
あらかじめ完成した作品を発表するのではなく、つむぎねメンバーに加え、観客の皆さん、さらに他2団体の出演者たちとその場でワークショップを行い、リアルタイムに作品を作っていく、ワークインプログレスな表現に初挑戦。同じ“場”を共有した人々と、その場限りに生まれる“生きた”パフォーマンスへの挑戦から、音楽やコミュニケーションの根源的な意味を見つめる。
作曲・演出:宮内康乃
出演:大島菜央、ツダユキコ、宮内康乃、八幡麻美、観客の皆様
* ワークショップは創作の現場に立ち会う体験として、ご覧になっていただくことも参加することも可能です。
● 音楽詩劇研究所「古譚」
北方遊牧民の襲撃を受けて弟を失った湖上に暮らす古代スキタイ族の一族の平凡な男に憑き物がついた。不思議な声で村の者たちに語りはじめる。この作品を原作に「人間は言葉の奴隷か?」をテーマに新作の上演に挑戦します。本作品をご覧になることで、つむぎね、シルクロード能楽会の上演作品をさらに深くお楽しみになれるのではと思います。
構成・演出・作曲:河崎純
映像:三行英登
出演:津田犬太郎、吉松章、小野良太、村田結、伊地知一子、座主雄太、亞弥、三浦宏予 ほか
演奏:河崎純(コントラバス)、小沢あき(ギター) ほか
主催・制作:音楽詩劇研究所
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:シルクロード能楽会 つむぎね なおらい堂
- 作・演出(道成寺)
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- 今井尋也
- 作曲・演出(ワークショップ+公演「◎」)
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- 宮内康乃
- 構成・演出・作曲(古譚)
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- 河崎純
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プログラム A(前売)
- 3,500円
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プログラム A(当日)
- 4,000円
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プログラム B(前売)
- 3,500円
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プログラム B(当日)
- 4,000円
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プログラム C(前売)
- 3,500円
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プログラム C(当日)
- 4,000円
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プログラム D(前売)
- 3,500円
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プログラム D(当日)
- 4,000円
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6月29日 一日通し券(前売)
- 5,000円
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6月29日 一日通し券(当日)
- 5,500円
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3日間フリーパス券
- 7,500円