ゲッコーパレード出張公演
家を渉る劇 vol.4
『リンドバークたちの飛行』
作=B.ブレヒト
訳=岩淵達治
演出=黒田瑞仁、柴田彩芳、本間志穂、渡辺瑞帆(青年団)、市松(砂と水玉)、古賀彰吾(劇団ドクトペッパズ)
出演=河原舞、崎田ゆかり、藪田真衣
衣装=YUMIKA MORI
照明=鈴木麻友
主催=ゲッコーパレード
共催=公益財団法人 仙台市市民文化事業団
協力=(有)宮城野納豆製造所、仙台市教育委員会、旧加藤家住宅
提携=仙台・劇のまちトライアルシアター
企画=本橋仁、渡辺瑞帆、黒田瑞仁
チラシデザイン=岸本昌也
建築写真=岩渕隆
過去公演写真=瀬尾憲司
会場=宮城野納豆製造所
〒983-0047 宮城県仙台市宮城野区銀杏町4-29
https://goo.gl/maps/4znqjKyqLUuMxPoH8
JR仙石線 陸前原ノ町駅より徒歩5分
会場の駐車スペースには限りがございます。満車の際はコインパーキングをご利用ください。
日程=2019年11月2日(土) 、3日(日)
11月2日(土) 16:00 19:00
11月3日(日) 12:00 15:00 17:30
各回限定20名。開場は開演の30分前。
上演時間は60分を予定しております。
上演中に段差の上り下りなど、室内の移動がございます。予めご了承ください。
記録・広報等のため、イベントの写真撮影・録画・録音・オンライン配信等を行う場合があります。
チケット(前売り・当日共通)
一般=3,000円
U24=2,000円(24歳以下の方)
プチ・パトロンチケット=4,000円(特典はありません。このチケットのご購入が団体の継続的な活動につながります。ぜひもう一押し、応援ください)
高校生以下=500円(学生証をご提示ください)
専用フォームよりお申込みください。
https://www.quartet-online.net/ticket/sendailind
当日問合せ=080-5479-3581(制作)
お問い合わせ
メール= geckoparade@gmail.com
電話= 022-782-7510(せんだい演劇工房10-Box)
ウェブ= https://geckoparade.com
Twitter= @geckoparade
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1927年、チャールズ・リンドバーグ(1902-1974)はニューヨーク-パリ間、無着陸の大西洋横断飛行を成功させ世界を驚かせた。
その2年後、ドイツの劇作家ブレヒト(1898-1956)はこのアメリカ人青年の業績に取材し、一本の戯曲を書き上げた。
さらに90年の時を経て演劇、現代美術、音楽、建築、身体表現、大道芸と様々な専門を持った6人の演出家が ーー まるで飛行士を大洋の上空で待ち受けた数々の困難のように ーー 建物の部屋ごとにシーンを用意してあなたを待っている。来場者はリンドバークと共に納豆製造所に飛び立ち、海を越える大冒険にでかける。
仙台の文化財
仙台空襲、それに東日本大震災。この二つの大きな出来事で、仙台に残る文化財建造物はじつに、その数が少ないのが現状です。「家を渉る劇」は、歴史的な建造物で演劇公演をおこない、その建物から地域の歴史まで、思いを馳せてもらおうと企画を続けています。文化財が少ない!という状況に、たしかに公演場所の確保に苦労もしました。しかし、いまは仙台の地で、それに文化財建造物で公演をおこなうことに、とても大きな意味を感じています。仙台の地に、もし馴染みが無いかたがいらっしゃいましたら、ぜひ文化財建造物を巡ってみてください。こんかい、仙台の地で公演をさせて頂くにあたり、せんだい演劇工房10-BOX及び、仙台市教育委員会の協力のもと、仙台に残る貴重な文化財建造物、宮城野納豆製造所での公演を実現するに至りました。深く御礼申し上げます。(建築史家 本橋仁)
宮城野納豆製造所(登録有形文化財)
大豆を茹でる、菌をつける、そして発酵させる。納豆づくりの一連の工程が、建築の形としてそのまま残る宮城野納豆製造所。工程ごとに建てられた建築は、作業ごとの特徴をもって並んでいる。たとえば、蒸す工程は、トラス構造という明治時代に日本にもたらされた技術で柱のない大空間を作っているし、納豆を発酵させる室(むろ)は一転して、小さな部屋が並んでいる。
いまも現役で、毎日納豆を作り続けているこの工場は、1934年頃から建設されたものだ。もう実に80歳近くにもなる。空襲や震災、二度のおおきな被害をうけた仙台の地で、それでもなお大事に使われ続けてきた貴重な歴史遺産として、2019年に国登録有形文化財となった。これからも粘り強く、仙台の歴史を見守り続けてほしい。
ゲッコーパレード
2015年結成の演劇集団。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそ がパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。旧加藤家住宅を拠点にこれまで同住宅のほかホテル、博物館、歴史的建造物など12会場で23公演を行った。過去作にシェイクスピア作『ハムレット』(旧加藤家住宅)、ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、山形ビエンナーレ、早稲田大学 演劇博物館ほか)など。メンバーおよび協力者募集中。
家を渉る劇 いえをわたるげき
文化財として保存され、その姿を伝え続ける建築。そこに一編の戯曲が、物語と俳優、観客を連れて訪れる。そこに演劇や人々の行為が持ち込まれたつかの間、その建築はまた違う己を発見するのではないか…。『リンドバークたちの飛行』と共に各地を訪問し、出会いと変貌を観察する移動型の連続プロジェクト。
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一般
- 3,000円
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U24
- 2,000円
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プチ・パトロンチケット
- 4,000円
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高校生以下
- 500円