2020年10月24日
2020年10月25日
終了済み
ナントカ世代では今秋、京都市右京区京北町のギャラリーにおいて「観客がいない」ことを前提とする演劇を制作する予定をしておりましたが、諸事情により中止いたしました。この企画は、京北町における公演に参加予定だった俳優たちと取り組む代替企画です。本年7月に第3回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞した作品を、受賞のご報告を兼ねてリーディングという形で上演します。
【あらすじ】
街から離れた丘の上に建つ1軒の農家-。そこでは夫婦が子どもたちや昔からの使用人に囲まれて、つつましく、しかし裕福に暮らしているらしい。ものがたりは、
農協から派遣された共済(保険)の調査員が農家を訪れるところから始まる。というか、男のものがたり自体は始まらないままに終わってしまう。
街は年に1度のお祭りの真っ最中。そもそもお祭りなんてものは刈り入れの時期を迎えた農家では迷惑でしかない。それでも幼い子どもたちの気をそぞろにさせる
くらいの魔力は持っている。
主人のいない館の中で、男は実態調査を始める。しかし、広い農場を隅々まで歩きまわったところで盗難の事実を示す手がかりは見当たらない。明らかになるのは、
不自然なほど完成された館の意思決定構造とその運用の整然さ、主人の不在がもたらす目の前の機能不全ばかりだ。結論を急ぐ調査員。そんなとき、一番下の麦畑に
泥棒が入った!
夏祭りのあいだの3日間。農場で起こった2 つの不思議な窃盗事件をめぐるお話です
- 脚本・演出
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- 北島 淳
- 原作
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- チェーザレ・パヴェーゼ「月とかがり火」
- 出演
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- 伊藤隆裕
- 延命聡子
- 土肥希理子
- 永榮紘実
- 七井悠
- 松野香澄
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全席自由(先着順、要予約)
- 0円