2017年11月25日
2017年11月26日
終了済み
この世界は美しく、優しく、心地よく……そればかりではない。だからこそ美しく、優しく、心地よい。旗揚げ20周年記念公演。それは”これまで”の集大成ではなく”これから”の提示
優しい父と母。美味しい食事。眠るベッドは毎日シーツが取り替えられ、柔らかく私を包む。棚に収まらない多くの本が先生。枕元に収まらない多くの人形がお友達。此処には私を傷つけるモノは何もない。
メメは父と母と”美味しい食事”を食す。いつもと変わらない朝。「贈り物があるのよ」そう言って出された本と人形。それだって特別なことではないが、少しだけ”いつも”と違うことがその朝は起きた……本が…人形が…話しかけて来たのだ。
本が言う。「私の名前を付けて下さい」人形が言う。「素敵な部屋ね。いつも此処では息が詰まるわ」…穏やかな朝を繰り返すメメに訪れた、それは”おかしな朝”
時は流れた。迷子の遊園地旗揚げから20年。時代は変わった。破壊も革命も開放も時代遅れ。「私探しの冒険」などもう誰も求めてなどいない。ならば演劇は一体何を語るべきなのだろう?
- 作・演出
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- 藤田ヒロシ
- 出演
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- 宮本あゆみ
- 日浦カズトシ
- 水野史奈子
- 東桜子
- 北澤さおり
- 藤田ヒロシ
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前売[一般]
- 2,000円
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前売[学生]
- 1,000円
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当日[一般]
- 2,500円
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当日[学生]
- 1,500円